■この本の概要
ポケモンGOの配信による今後考えられるビジネスチャンスについて記載された本です。

■この本から学んだこと
ポケストップの仕組みは全国レベルで考えると莫大な経済価値を生み出すことになる。人を集めたい事業者はポケストップの場所を決める権限のある人に「お金を払うからうちの店をポケストップにして!」と頼みに行かねばならないという凄さを、このポケモンGOは内包している

ポケモンGOのポケストップに指定されると、現実世界の人の流れ(トラフィック)が急増します。
GoogleのAdWordsの広告がネット上の特定の場所(URL)へのトラフィックを増加させるのと同じ。ポケモンGOはポケストップを自分勝手にどこにでも配置したり、 気ままに動かすこともできる絶大なパワーを持っている。そこで"Sponsored Location"(スポンサー付きポケストップ)というビジネス概念が出来ました。例えばレストランチェーンが全国の自分の店舗 にポケストップを配置して欲しければ、「ポケストップ指定料」を支払って ポケストップを置いてもらう。 これはGoogleの本業である広告業と同じしくみ。

ポケモンGOの"Sponsored Location"は近い将来サービス業の首根っこを握る状況になるのは必至であると著者は考えている
競合レストランがポケストップになると、近所の同種のレストランに閑古鳥が鳴く時期が   来るかも知れない。今そのつもりは無くても"Sponsored Location"に  なるためにポケストップ指定料を払わざるを得なくなる時代がきっと来る。その現象はレストランだけでなく現実世界のトラフィックを必要とするビジネスの全てで起きることになり、手作業でのスポンサー契約の 交渉・締結・実行は不可能になる。

トラフィックの多いウェブサイトにはGoogleのための広告スペースが設けられている。その広告スペースを競合入札により奪い合うシステムがAdWordsです。各々のウェブサイトは広告がクリックされる度に数十円 単位の広告料をGoogleから受け取れる。ポケモンGOの今後の展開に よって予想されるビジネスチャンスのうち、Sponsored Locationを獲得するための広告掲載、Sponsored Locationの再販などは、個人やスモールビジネスでも手掛けやすいものになると考えられる。

ポケモンGOのビジネスプラットフォームはNiantic、Google、任天堂がしっかりと握っており、第三者が参戦できるのは、その周辺に構築可 能な新ビジネスということになります。 ポケモンGOの本質的な強みであるリアルワールドのトラフィック誘導については近い将来に表面化することが予想されるSponsored Locationの奪い合いの仕組みを補助するタイプの
ビジネスチャンスが中心になる。 

ポケモンGOをやってみて分かったことは「課金なんかしなくても簡単にポイントを重ねられる」ということ。課金に頼らないというのは ポケモンGOの当初からの思想のようであり、従来「ガチャ」で射幸心を煽った課金収入に頼って来たゲームとは一線を画している。

課金に頼るのはポケモンGO人口の五、六パーセントという情報(アメリカ)分母が大きいのでそれでもゲームメーカーとしては莫大な金額になるのですが、 やはり将来の本命は広告になるのではないか。ポケモンGOは理想的な 広告配信プラットフォームになる要素を備えている。
GPS紐付き広告、すなわち現実世界でのロケーション・スペシフィックな広告の媒体として非常に強力。
例:幕張海浜緑地を散歩している時に野生のポケモンの代わりに幕張イオンのショップのクーポンをモンスターボールを使って捕獲するという形態の広告。

■この本を読んだ感想
ポケモンGOのように「多くの人が集まる場」を創出できるとそこに「広告」というビジネス機会を軸にいろいろな機会が生まれる。またポケモンGOはゲームの「楽しさ」とやることによって歩くため同時に「健康」という価値を同時に2つ提供している。ポケモンGOはプラットフォーム型のビジネスモデルを学ぶ上でとても 今後参考になると思いました。