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■この本の概要
昇格試験などで使用されるインバスケット思考(=限られた時間の中で多くの案件を優先順位をつけて処理していく手法である)について解説した本です。

■この本から学んだこと
◯インバスケット思考の回答方法
・他人から見てわかりやすく書く。
・考えや自説ではなく、実際にあなたが主人公になったとしてどのような判断や行動をとったのかわかるように書く。
・判断の根拠や、判断に使用した関連資料や案件を書くとなお良い。
    ※相手が返事を受け取って何をどのようにすればよいのかが明確にわからなければならない。

◯インバスケットの問題の文章の読み方
案件全体を読むのではなく、できるだけ定性的な情報や確実と思われる情報だけを重視し、そこに下線を引くなどすれば、新たに読み返すときには下線だけを読むことが出来て要約しやすくなる。
→要点は何なのかを常に意識して読む。

◯リーダーがとるべき考え方・行動

自分が主体となってすべての案件に自主的、自発的に取り組む姿勢が必要
※案件の処理の適任者を判断するのにリーダーは「これは自分の仕事ではない」と放棄するのではない。上手にメンバーを活用し成果をだすのがリーダーの役目。

支援と協力を求める気持ちを周りに表明することも必要
リーダーに着任してすぐ確認すること
①自部署が全体の中でどのような位置づけなのか。
②サポート、支援を受けられる機能を持つ組織はどこか。
③報告や連絡のルートはどこなのか。
※サポート、支援を受けれる部署への挨拶をし、関係を構築しておく。

リーダーは会社のマニュアルやルールを部下に徹底させる責任がある。
一方で時代の流れにそぐわないものも出てくる場合はマニュアルの改定を現場から上に報告するのも役目。※マニュアルを変える場合は独断ではなく、チームの納得を得ることが必要。

リーダーは顧客志向を常に意識し、自ら率先して実行する。
リーダーは強い信念や価値観を相手に明確に伝える行動が必要。
リーダーは部下との信頼関係を構築するために積極的にコミュニケーションを取る必要がある。
リーダーは部下の能力を最大値に引き出すには、部下が仕事に対してどのような興味ややりがいを感じているか、そして5年後、10年後仕事を通してどのような自分をイメージしているかを面談などを通して聞き出すことが大事。

案件処理の発射は「問題発見」がスタート。そしてそれを分類する。
リーダーは情報の質や内容、信憑性を十分に把握する力と情報を活用する力が必要。リーダーは定量情報をもとに判断することが必要。
※情報の種類
 ・定性情報:主観があるため重要な判     
       断の根拠には向かない
 ・定量情報:客観的であるた判断の根
       拠になる。 

リーダーには物理的な安全だけでなくメンタルヘルスを気にかける必要がある。メンバーにいつもと違う行動パターンを取っている人がいたら注意してみておく。またサブリーダーにも注視するように促す。

リーダー自信がいなくても円滑に運営できる組織形成が必要。 

リーダーは表面的な問題よりも本質的な問題発見力が問われる。 

リーダーは緊急度が高くないが重要度が高い業務について事前に将来問題にならないように対策を打っておく必要がある。
それは重要度・緊急度が共に高い案件を減らしておくため。

リーダーは内部だけでなく、外部や会社の視点から見たあるべき姿なども含めて多くのあるべき姿から自分の方向性を見出す必要がある。そしてそれをチームに浸透させる必要がある。

リーダーは会社方針を自部署に伝え実行させる必要がある
そのまま会社方針を落とすのではなく、自部署に置き換えた場合の目標を設定し各個人に落とし込んでく必要がある。※方針を実施する上で現場で障害がある場合は上にしっかり報告することも必要。

リーダーは仮設を立てたら倫理的に説明する情報を集めることが必要。

リーダーはチームがコンプライアンスを守れるような風土を作る必要がある。

チームとはもともと価値観が違う人間同士の集合体ですので対立が発生するのは普通。その対立を組織やチームにとって良い結果になるように導くのがリーダーの役割。
※価値観の違いについてはお互いの価値観を認めた上で共通の価値観を見出す調整を行うことがリーダーにとって望ましい行動である。

リーダーはリーダーしかできない意思決定や評価などは任せてはいけない。
リーダーの通常業務以外の業務を任せるのはOK。任せる際、部下がどのような計画で目標を達成させるかは確認して置く必要がある。そして進捗報告や積極的な支援を実施すること。また任せた部下がスムーズに業務を遂行できるように支援体制をつくることも大事。失敗した場合はリーダーの責任。

直属の上司を飛び越えて他部署の上司に報告を送るのも組織上タブーな行為。 

人に対して指導する際、ある部分はしっかりと評価し、本当に指導するべき部分については指導しなくてはいけない
その際その人の人格を否定したりすのではなく、行動に対して指導すること。
※年上に対しては指導する場や伝え方を考慮して行う。

部下からの提案は実現できるかどうかを考えるのではなく、どうすればこの提案を活用できるか検討する姿勢が必要。
もし不明瞭な部分があれば明確な計画を立てて提案するように指示する。

問題点はできるだけ多く抽出する。
 
■この本を読んだ感想
同時多発的に問題が起こった時の対応については私も今まで適切な対応を取れていたと自信を持って言えないです。インバスケット思考を日頃から意識して業務にあたりリーダーとしてふさわしい人材に成長していきたいと思います。